校長室から - 2020年6月19日分

子どもたちが校長室に訪ねてくれることほど，うれしいことはありません。
先週は，小学校１・２年生が生活科の学習，「学校探検」で職員室，校長室を回っていました。小学校は，低学年，中学年，高学年，それぞれが複式学級です。学校探検でも，先輩の２年生が先頭に立って１年生を案内していました。校長室を訪れた１・２年生たち。「お客さん以外は，座らせないんだよ」と前置きした上で，全員を応接用の椅子に座らせました。みんなお行儀よく，きちんと座って私の話を聞いてくれました。後日，２年生のＭさんからお手紙をいただきました。『こうちょうせんせいへ。とくべつないすにすわらせてくれて，ありがとうございます。』　私にとってはごく普通の椅子ですが，子どもたちにとっては，「とくべつないす」だったようです。
次に，今週，訪れてくれたのが４年生の６人です。国語科の物語文「こわれた千の楽器」を，校長に聞いてほしいと来たのです。実はこの４年生たち，昨年度の３年生の時から校長室に来ては，音読を披露してくれていたのです。今年も，担当の国語教師を説得し，校長室に音読をしに来たようです。校長に聞かせようとの気持ちが何よりもうれしく思いました。さて，音読ですが，昨年よりもさらに読み方がうまくなっていました。間の取り方，会話文の気持ちの込め方，声の強弱等，スキルアップしていました。担当教師からは，「子どもたちはとても緊張していたようです」と感想を伝えてくれました。緊張感の中での音読もいいものです。次，いつ来てくれるのか楽しみです。