校長室から - 2015年4月～2015年3月分

　本校は平成２７年度より「浦戸小中学校」として，小中一貫校になりました。本校の小中連携の歴史は，浦戸第二小学校と浦戸中学校が小中併設校となった平成１７年度に遡ります。以来，小中合同での学校行事の実施や専門性を生かした小中乗り入れ授業など，小中連携教育の推進に努めてまいりました。児童生徒は小中の垣根を越えた活動を通して，人と関わる力を着実に身に付けることができています。また，小学校の主要教科において，教科担任制を導入することで複式授業の解消を図り，個に応じた指導の充実を図ってまいりました。

　今年度より教育課程特例校の認可を受け，総合的な学習の時間，及び生活科と特別活動の一部の内容を再編し「地域共生学習」や「キャリア教育」をより密接に融合させることで，郷土を愛し，自らの志の実現に向け主体的に取り組む児童生徒の育成を目指した「浦戸科」を新設しました。これを機に小中教育のさらなる充実を図っていきたいと考えております。

　美しい松島の景観を臨み，四季折々の自然に触れ種々の体験を通して，感性を磨ける環境にあるこの学校を我々教師は誇りに思います。そして，この学舎から他者に対してよりよくかかわり，自信と誇りに満ちた生き方を真剣に考える子どもが育っていくことを願ってやみません。

　そして，小中一貫校になることを機に地域，保護者と－体となった取組を更に推進して，親子で学ぶ学校，子どもと共に教師も育つ「共育の学舎」を目指していく覚悟です。

　皆様方には、今後とも、子どもたちの成長を、あたたかく見守っていただきますとともに、学校教育に対しましても、ご支援とご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。