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平成23年度

 中学3年生の光は,桟橋に立っていた。幼なじみの女の子が,久しぶりに島にやってくるから。しかし,彼女は来なかった…彼女の名前はユリ。「先天性骨形成不全症候群」という生まれながらに障がいをもっていた。

   「彼女のために,自分たちができることは何だろう」

 浦戸の特産であるカキの養殖場を舞台に,車いすの少女と島の人々との交流を描いた作品です。カキ養殖発祥地としての浦戸をPRするとともに,3.11大震災から立ち直ろうとする人々への「エール」の思いを込めました。


平成22年度

 平成22年度の舞台は現代の浦戸。島に住む中学3年生の良平は,自分の進路に悩んでいた。小さい頃からずっと自分はこの島 で生きていくのだと考えていたが,「本当にそれでいいのか?」と思うようになったのである。三者面談を・レ・Oに控え,良平は自分のやりたいことがますます分 からなくなってきた。そんなとき,全国各地を回っている雑誌記者の塚本が,島の風景を写真に収めようと,良平の学校にやってくる…
 今から約 140年前の浦戸。ここにも自分の将来に悩む一人の少年がいた。名前を平次といい,訳あって浦役人(今でいう村長)の家で仕事の手伝いをしていた。しか し,仕事はさっぱりしないで寝てばかり。江戸から明治へ,世の中が大きく変わろうとしている中で,自分も島を出て何か大きなことを成し遂げたいと考えてい たが,どうすればいいのかさっぱり分からない。そんなとき,新政府軍に対抗する元幕臣の榎本武揚や京都で新撰組副長として名を馳せた土方歳三が浦戸にやっ てくる…
 島の外からやってきた人々と・フ交流,仲間や島の大人達の温かい励ましの中で二人は何を考え,果たしてどんな結論を出すのか…?


平成21年度

 平成21年度は石巻を出航し,江戸に向かう途上遭難した千石船「若宮丸」の乗組員たちの漂流を題材にした舞台を演じました。タイトルは『海よりも風よりも』(脚本:齋藤潤也)。助けられたロシア人の助力により,イルクーツクで生活する若宮丸乗組員たちの生と死,それぞれの故郷への思いを軸に,対立する仲間が再び絆を取り戻すまでを描いた作品です。
 この若宮丸の乗組員の中には,浦戸の寒風沢,石浜の出身者が何人かおり,中でも「津太夫(寒風沢出身)」は日本人で初めて世界を一周した人物として有名です。このような地元の有名人の事蹟や当時の時代背景などを児童生徒は学びながら,劇をつくっていきました。


平成20年度

 平成20年度の演劇は ,『とーんびまわれーまわれー』でした。家族のあり方や人間性をテーマとして,過去から現在へとつながるオリジナル作品です。本校で実際に行われている通学合宿をモチーフとし,参加する子どもたちとその親や祖母が様々な価値観の中で家族にとって大切なことや,人生にとって大切なことを改めて考えさせてくれる作品です。
 貧しさに負けることなく,家族を守り子育てをする母親の姿。一所懸命に身を粉にして働く母親を思いやる子どもたち。終戦後間もない浦戸と現在の浦戸を舞台にして・f敵な感動を皆様に贈ります。

平成16年度〜19年度

平成19年度:乗船券


平成18年度:灯火


平成17年度:ムラオサ


平成16年度:運命の錨
ご協力いただいている団体

・せんだい演劇工房10-BOX  http://www.bunka.city.sendai.jp/10box/index.html

・劇団麦  http://mugi1964.net/
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